鞘の拡大と縮小
商品先物取引をしていた時に学んだ概念に
鞘の拡大と縮小というものがあります。
期先の限月の価格が期近の限月の価格より
も大きく鞘が開いて値を上げている場合に
期先を売って、期近を買う、でその値鞘が
縮小した時にそれぞれ反対売買をして利益
を確定させるというものです。
為替には期先も期近もないですが、もちろ
ん為替予約とか、オプションの場合はまた
別の話になるので、一般のトレードの話と
してのことです。
価格の揺らぎや変動のリズムという観点か
ら、個々の通貨ペアの動きを見ていった時
に、鞘の拡大と縮小のリズムから言えばと
いう立場で考えると。
現在はユーロ、ポンド、またはオージーや
キウイなども戻りの展開の途上にあると言
えるのでしょう。
ただ、それも永遠に続くわけではないのは
言うまでもないでしょう。
下に2時間足と10分足のチャートを貼付
しますが、2時間足のリードと10分足の
ボトムはほぼ同じもの、多少の誤差はある
でしょうが。
ユーロ円を例に取ると、2時間足のシーリ
ングラインに達して、今後は2時間足の
リードライン( 10分足のボトムに同じ )
を割って鞘を縮小させて来ると考えます。
私のユーロ円のポジションは127.70
ですが、現在10分足のボトムラインの値
は 127.895
なので、引かされてはいますが、今後の鞘
の縮小期入りによって、ボトムラインを
価格が割り込んで来るでしょうから利益を
見込めるものと考えています。
今、これを書いている間にもユーロドルも
ポンドドルも10分足のボトムラインを割
り込んで来ましたから、見通しとしては正
しいのではないかと思えます。
それでは、おやすみなさい。
m(__)m